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家づくりブログ
2025-05-20
建築費高騰の今、家づくりで注目したい「スペパ」
こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。
建築費の上昇が続く今、家づくりの新たな価値基準として
「スペパ(スペースパフォーマンス)」が注目されています。
そこで今回は、限られた予算と空間を最大限に活かすために
スペパの考え方を取り入れた家づくりのポイント・メリットをお話しします。
□建築費が高騰している原因
近年、住宅建築費は大幅に上昇しています。主な原因は以下の通りです。
・建築資材(木材・鉄鋼・セメントなど)の価格高騰
・ガソリンやエネルギー資源の値上がり
・働き方改革による人件費の上昇
特に木材価格は「ウッドショック」と呼ばれる供給不足で急騰し、鉄骨やコンクリートも世界的な需要増加や原材料高騰の影響を受けています。さらに、エネルギー価格の上昇は建築現場の燃料費や資材製造コストを押し上げ、人件費も働き方改革によって上昇傾向が続いている状況です。
2022〜2024年にかけては、全国的に工事費単価が25~33%も高騰しており、この傾向は2025年以降も続くと予想されています。
□「スペパ」って何?
「スペパ」とは「スペースパフォーマンス」の略で、限られた空間をどれだけ効率よく活用できているかを評価する指標です。
もともと「コスパ」から派生した言葉で、「この部屋の使い方はスペパが高い」「この間取りはスペパが低い」といった形で使われます。
コスパ(コストパフォーマンス):費用対効果
タイパ(タイムパフォーマンス):時間対効果
スペパ(スペースパフォーマンス):空間対効果
スペパは、コスパやタイパと連動しているため、スペパを高めることで結果的にコストや時間の無駄も減らせるというメリットがあります。
□家づくりにおけるスペパ重視のメリット
建築費の最適化
無駄な空間を減らし、必要なスペースにだけコストを集中できるため、全体の建築費を抑えやすくなります。
例えば、廊下やデッドスペースを極力減らし、リビングや収納などの主要空間に面積を割り当てることで、同じ床面積でも暮らしやすさが向上します。
ランニングコストの削減
空間効率の高い家は冷暖房効率も良く、光熱費の節約につながります。
また、断熱性能の高い家は、エネルギーコストの上昇にも強くなります。
生活の質の向上
使わない部屋やスペースが減ることで、掃除やメンテナンスの手間も減り、日々の生活がシンプルになります。ミニマルな暮らしが実現しやすく、家族のコミュニケーションも取りやすい間取りにすることが可能です。
□スペパを高める家づくりのポイント
生活動線を細かな部分まで見直す
家事動線や家族の移動ルートを最短に設計し、無駄な廊下や空間を減らしましょう。
玄関からキッチン、洗面、リビングへの動線を直線的に配置するなど、日常の動きをイメージすると間取りが考えやすくなります。
多機能スペースの活用
ひとつの空間を複数の用途(リビングとワークスペースの兼用、和室のゲストルーム化など)で使えるようにするのもポイント。さらに、可動式の間仕切りや収納家具を使うことで、用途に応じて空間をフレキシブルに変化させるのもおすすめです。
収納の最適化
使う場所の近くに収納を設ける「適材適所」の発想で、生活動線上に必要な収納を配置することを意識してみてください。
ほかにも、天井高や階段下といったデッドスペースの有効活用、家具・家電もスペパ思考で 1台で複数の機能を持つ家電、折りたたみ・収納可能な家具を選ぶことで、空間の有効活用とコスト削減が両立できます。
今後も建築費の高騰が続くと予想されるなか、今後は「広さ」よりも「使い勝手」や「空間効率」に価値を置く家づくりがより注目されることでしょう。
そして、スペパを意識しながら住宅メーカーや工務店と打ち合わせをすることで、限られた予算であったとしても満足度の高いお家が実現できるはずです。
家づくりを検討している方は、ぜひ「どれだけ空間を有効活用できるか」という視点も大切にしているアイフルホーム鳥取店にご相談ください!