こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。
家づくりを進めるなかで何度も考える「わが家の正解はどっち?」。
トレンドや最新設備も気になりますが、暮らしやすさや予算も大切ですよね。
そんなお悩みのこと、家族構成やライフプランを軸に考えてみませんか?
11回目は「床暖房」についてです。
家づくりの際に多くの方が悩まれる「床暖房を入れるかどうか」。
冬の快適さを大きく左右する設備である一方
導入コストやランニングコストも無視できません。
床暖房を「入れる」「入れない」の各メリットを知ることで
それぞれのデメリットも見えてくると思います。
どちらの特徴も理解したうえで、生活スタイルや予算に合わせた
判断ポイントを考えてみましょう^^
▼⑩廊下 つくる・つくらない
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床暖房を入れるメリット
・足元から暖まる圧倒的な快適性
冬場の不快感の多くは「足元の冷え」からやってきます。床暖房は床面全体がじんわりと暖まるため、エアコンのように頭ばかり温まって足が冷える、といった不均衡が減ります。とくに小さなお子様や高齢の方には安心感が大きいポイントです。
・空気が乾燥しにくい
エアコンの「暖房」は温風で室内を暖めるため、空気が乾燥しやすくなりがちです。それに比べ、床暖房は輻射熱と伝導熱で暖める仕組みのため乾燥が緩やか。喉の痛みや肌の乾燥に悩む方には嬉しい利点です。
・ほこりや花粉が舞いにくい
エアコンやファンヒーターでは風を循環させるため、床のほこりや花粉が巻き上げられることがあります。床暖房は空気の対流をほとんど起こさないため、アレルギー体質の方にも相性が良い暖房方式といえます。
・室内がすっきりする
暖房器具を床に置く必要がなくなるため、部屋が広く使え、インテリアの自由度も高まります。シンプルに住みたい方にとっては「生活感を減らせる」という副次的メリットも感じられます。
床暖房を入れないメリット
・初期費用が安く済む
設置費用が不要なため、その分を建材のグレードアップや収納、断熱性能の強化といった別の項目に予算を回すことが可能です。家全体の快適性を高めたいなら、断熱や窓性能への投資の方が費用対効果の高い場合もあります。
・光熱費をコントロールしやすい
エアコンやストーブなど必要なときに必要なだけ稼働させることで、季節や天候に応じた柔軟な使い方が可能です。床暖房に比べて「使いすぎ」を防ぎやすいのはメリットといえます。
・素早く部屋を暖められる
エアコンやファンヒーターは即効性があり、スイッチを入れれば数分で暖かさを感じられます。忙しい生活リズムに合うのはこうした即効型の暖房器具が最適です。
・導入後の自由度が高い
設備が床下に埋まっていないため、将来のリフォームや間取り変更が発生しても制限がありません。暖房器具自体もライフステージに合わせて買い替えできます。
使用頻度とランニングコストの目安
実際の運用を想定すると「どれくらい使うか」で採用の是非が大きく変わります。
床暖房をメインで使う場合、冬の間ほぼ毎日稼働することが多く、光熱費は月1万円前後の増額となるケースも少なくありません。
サブ的に短時間だけ使用するなら負担は抑えられますが、その分「床暖房の導入メリット」を十分に感じにくいという側面もあります。
一方で、床暖房を採用せず断熱性能を高めておけば、暖房器具自体の使用時間を減らすことができ、年間の光熱費を総合的に抑えられるケースも多いです。
床暖房入れる・入れないをジャッジ!
床暖房は「快適さを重視するか」「コストを重視するか」がポイントになってきます。
冬の生活を格段に快適にしてくれる一方で、設置費用・ランニングコスト・間取りやリフォームの柔軟性の面では負担が伴います。
導入を検討する際は、次の点を意識すると判断しやすくなるので参考にしてみてください。
・日常的に長時間家にいるかどうか
・小さなお子さまや高齢者が同居しているか
・初期投資をどこまでかけられるか
・家本体の断熱性能と窓性能をどの程度高める予定か
床暖房は「とにかく快適にしたい家庭」には強くおすすめできますが、「コストを抑えつつ柔軟に対応したい家庭」には不要な場合もあります。
まさに「暮らし方」と「価値観」のバランスで決まる設備といえるでしょう。
家づくりの夢や希望はもちろん、迷っていること
気になることは、遠慮なく私たちにご相談ください。
一緒にひとつずつクリアしていき、家族みんなが納得できる
暮らしやすいお家にしましょう^^