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2025.09.18

わが家の正解はどっち?【⑩廊下 つくる・つくらない】

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わが家の正解はどっち?【⑩廊下 つくる・つくらない】

こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。

家づくりを進めるなかで何度も考える「わが家の正解はどっち?」。

トレンドや最新設備も気になりますが、暮らしやすさや予算も大切ですよね。

そんなお悩みのこと、家族構成やライフプランを軸に考えてみませんか?

10回目は「廊下」についてです。

昔ながらの日本家屋や昭和の戸建てでは廊下がしっかり確保されていましたが

最近は「できるだけ廊下を減らし、居住スペースを広く」という考え方が増えています。

では実際に、新築で廊下を「つくる」場合と「つくらない」場合には

それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回は、実際の住みやすさや将来の暮らしを見据えながら整理してみましょう^^

▼⑨2階の水回り いる・いらない

https://yell-net.co.jp/section02/blog/wagaya-seikai-250822/

廊下をつくるメリット

・プライバシーが守れる

家族とはいえ、生活スタイルや時間帯は異なります。廊下があることで、リビングを通らずに自室へ移動できたり、お客さまが来たときにプライベート空間を見られずに済むといった利点があります。ただし、そのまま自室に入ることが多いと、帰宅したお子さまの顔を自然に見ることができず、家族のコミュニケーションが取りにくくなる場合もあります。

・生活音を緩和できる

廊下はクッションの役割を果たします。リビングでテレビを見ていても、廊下を挟むことで寝室への音が届きにくくなります。「静かな場所」と「活動する場所」を切り分ける仕組みとして廊下は有効です。

・動線を整理しやすい

部屋と部屋を直接つなぐと、どうしても「行き止まり」が多くなることがあります。その結果、移動が不便に感じることも。

廊下を配置することで、各部屋からアクセスしやすい「交差点」のような役割を果たし、スムーズな動線を確保できます。

廊下をつくるデメリット

・居住スペースが減る

一番のデメリットは「床面積を消費する」という点です。たとえば幅1mの廊下を合計10mつくると、約6㎡=約3.6畳分が廊下に取られる計算になります。「できるだけ広いリビングが欲しい」という場合、廊下は面積を圧迫してしまうのです。

逆に、廊下をなくすことで同じ延べ床面積でもリビングや収納、個室を広く確保できるため「廊下をつくらないメリット」とは背中合わせ。特にコンパクトな家づくりを考える際、「廊下ゼロ設計」はとても効率的です。

・光や風が届きにくい

廊下は個室の間に配置されることが多く、窓を設けにくいため暗くなりやすいのも難点です。昼間でも照明が必要になるなど、エネルギー効率面でも不利になる場合があります。

・建築コストが上がる可能性

廊下が増える分だけ壁やドア、照明といった費用が必要になります。限られた予算を空間の広さに充てたい方にとっては、廊下の存在がコストアップ要因になることもあります。

廊下をつくる・つくらないをジャッジ!

・家族の人数や生活スタイル

・土地の広さや形状

・将来必要なプライバシーや動線の変化

これらをもとに「自分たちの暮らしにとって大切なことは何か」を考えることがジャッジのポイントです。

たとえば、二世帯や来客が多い家庭では廊下をつくってプライベートを守る方が安心だと言えます。一方、共働きで家族全員がリビングに集まることを大切にしたい場合や、限られた床面積でコンパクトに暮らしたい場合には「廊下を極力省いた間取り」が向いています。

ご提案としては、廊下をただ「いる・いらない」で判断するのではなく、「どの部分に最小限取り入れれば暮らしが便利になるか」を家族みんなで考えてみることです。

・光を取り入れるための明るい廊下

・収納や本棚を兼ねた廊下

・将来の車いす生活に備えた幅広の廊下

このような意味をもたせる工夫がある場合、廊下は「ただの通路」から「暮らしを支える空間」へと変わるからです。

廊下はただの移動スペースではなく

暮らし方によって価値が大きく変わる場所です。

計画時は、今だけでなく将来のライフスタイルや

生活動線、維持管理も十分考慮して選択しましょう。

家づくりの夢や希望はもちろん、迷っていること

気になることは、遠慮なく私たちにご相談ください。

一緒にひとつずつクリアしていき、家族みんなが納得できる

暮らしやすいお家にしましょう^^

 

 

 

 

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