ブログ
2025.12.16

【速報】「みらいエコ住宅2026事業」スタート【前編】

  • お知らせ
  • お金の知識
【速報】「みらいエコ住宅2026事業」スタート【前編】

こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。

 

来年、住宅の新築やリフォームを検討しているご家族にとって

見逃せない新しい補助金制度が来年度も実施されることが決まりました。

 

2050年カーボンニュートラル実現に向けて

住宅の省エネ化・脱炭素化を一気に進めることを目的とした

大型の支援制度「みらいエコ住宅2026事業」です。

 

今年度実施された「住宅省エネ2025キャンペーン」では

GX志向型住宅など補助額が高い人気枠が早々に予算上限に達してしまい

情報を早くつかんだ人ほど得をした1年となりました。

2026年は、その流れを引き継ぎながら、中身を整理・拡充した形で開始する

「みらいエコ住宅2026事業」の概要をいち早くお届けします!

 

 

みらいエコ住宅2026事業とは

「みらいエコ住宅2026事業」は、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して行う「住宅省エネ2026キャンペーン」の中心的な事業です。

 

対象となるのは、大きく分けて以下の3つです。

GX志向型住宅の新築(高い省エネ性能を持つ先進的な住宅)

・子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とした、長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築

・既存住宅の省エネリフォーム(断熱改修・窓の断熱・エコ設備など)​

 

つまり、「これから新築するお家」と「今住んでいるお家をリフォームしたい」のどちらにもチャンスがある制度だといえます。

 

新築】GX志向型住宅の補助

まず注目したいのが、GX志向型住宅への支援です。

GX志向型住宅は、ZEH水準をさらに大きく上回る省エネ性能を持つ住宅で、断熱等性能等級6以上・一次エネルギー消費量の削減率35%以上(再エネ除く)など、非常に高い性能が求められます。

このGX志向型住宅を建てる場合、すべての世帯が対象となり、1戸あたり110万円(寒冷地等の14地域では125万円)の補助が設定されています。

再エネ設備の活用やHEMSなどの高度なエネルギーマネジメントも要件に含まれ、「エネルギーをできるだけ使わず、使う場合も賢くコントロールする家づくり」を後押しする内容になっています。

 

 

新築】長期優良住宅・ZEH水準住宅

GX志向型ほど極端な高性能までは求めないが、「長く安心して暮らせる家」「光熱費を抑えやすい家」を建てたいというご家族向けには、長期優良住宅・ZEH水準住宅の枠が用意されています。

こちらは子育て世帯または若者夫婦世帯が対象で、性能要件を満たしたうえで、長期にわたり良好な状態で住み続けられること(耐震性・維持管理性・省エネ性など)が評価されます。​  長期優良住宅は、補助額の目安として1戸あたり数十万円規模、古い住宅の除却とセットにすることで上乗せされるメニューも用意されています。

ZEH水準住宅は、断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量の削減率20%以上などの条件を満たすことで、一定の補助が受けられる仕組みです。​

 

 

【リフォーム】断熱+設備改修で最大100万円規模に

既存住宅を対象とした省エネリフォームも「みらいエコ住宅2026事業」の大きな柱です。リフォーム向けには、予算300億円規模・1戸あたり最大100万円の補助メニューが用意され、断熱性能の底上げや設備の高効率化を後押しします。

 

リフォームで補助を受けるには、原則として次の3つの「必須工事」のうち一定数を組み合わせる必要があります。

・開口部の断熱改修(窓・玄関ドアの断熱化)

・躯体(壁・床・天井など)の断熱改修

・エコ住宅設備の設置(高断熱浴槽・節湯水栓・高効率給湯器など)

 

これらの必須工事に加えて、子育て対応改修(間仕切り変更・収納改善など)やバリアフリー改修(手すり・段差解消など)、空気清浄・換気機能付きエアコンなどの設置を組み合わせることで、附帯工事分も含めて補助対象にできます。

 

 

どんな世帯が対象になる?

新築のGX志向型住宅については、基本的にすべての世帯が対象であり、子育て世帯や若者夫婦世帯に限られません。一方、長期優良住宅・ZEH水準住宅の枠では、「子育て世帯」や「若者夫婦世帯」が主な対象となる予定で、年齢や子どもの有無などの条件が設定されます。

リフォームについては、持ち家・既存住宅の所有者を中心に、賃貸住宅や買取再販事業者が扱う住宅も対象に含まれるなど、幅広い活用が可能です。

ただし、床面積50㎡未満の住宅や、土砂災害特別警戒区域など一定の危険区域内にある住宅は、原則として対象外とされています。​

 

 

補助金活用のために「今」決めておきたいこと

「みらいエコ住宅2026事業」は、令和7年度補正予算として閣議決定されており、20251128日以降に着工した案件などが対象となる形で運用されます。

詳細な申請受付の開始時期や締切、工事完了期限などは今後順次公表されますが、過去の事業と同様に「予算がなくなり次第終了」というルールが基本です。​

2025年度のキャンペーンでは、GX志向型住宅の枠が7月末時点で早々に予算上限に達したことから、2026事業でも人気枠への集中が予想されます。

 

 

そのため

・土地探しと並行して、断熱性能や設備仕様の方向性を早めに決める

・どの補助メニューを狙うかを、資金計画の初期段階で整理する

・契約日・着工日・申請期限を逆算してスケジュールを組む

といった準備が、例年以上に重要になります。

 

 

みらいエコ住宅2026事業は「高性能な家は高いから無理」と

あきらめていた方にとっても、大きなチャンスとなる制度です。

断熱・気密・設備をバランスよく高めることで、光熱費を抑えながら

健康で快適な暮らしを実現しやすくなります。

 

そして、アイフルホーム鳥取店では、気候や敷地条件、暮らし方に合わせて

GX志向型まで性能を引き上げるのか、ZEH水準でバランスをとるのか

あるいはリフォームで少しずつ底上げしていくのかを

お客さまと一緒に考えていくことが大切だと考えています^^

 

次回の後編では、2025年度の補助金の動きを振り返りながら

「予算が早々に埋まってしまった枠」と「意外と余裕があった枠」の違い

そして2026年にどう動くべきかを具体的にお伝えします。

 

 

インスタグラム

view instagram