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2025.12.25

2026年の住宅ローン金利見通し

  • お金の知識
2026年の住宅ローン金利見通し

こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。

近年、上昇基調が続くなか、家づくりをどう進めるか

数多くのお客さまの家づくりを資金計画からサポートしてきましたが

2025年後半〜2026年の住宅ローン金利動向は、誰もが注目するポイントです。

 

日銀の金融政策正常化が進み、変動・固定金利も上昇傾向が明確化しており

2026年はさらにそのペースが加速する見通しです。

今回は、2026年の住宅ローン金利の見通しを解説したいと思います。

 

 

2025年の状況を振り返る

まずは、2025年の住宅ローン金利がどうだったかを簡単に整理します。

・変動金利多くの銀行で、0.31%前後の低い水準

・全期間固定金利(フラット35など)…2%前後の水準

10年固定など「期間固定金利」…2%台前半が中心

 

ざっくり言うと、「変動はまだかなり低い、固定は少しずつ上がってきている」という状態です。
背景には、日銀がマイナス金利をやめて、少しずつ金利を普通の水準に戻そうとしていることがあります。​

 

 

2026年の住宅ローン金利はどう動きそうか

今のところ、多くの専門家や金融機関は「2026年にかけて、金利はゆるやかに上昇していく」という見方をしています。イメージとしては次のような感じです。

・変動金利…2026年は1%台前半くらいまで上がる可能性がある

・全期間固定(フラット35など)…2026年:2.02.2%がひとつの目安

10年固定など「期間固定金利」…2026年は2%台半ば前後まで上がりそう

 

もちろん、上記の数字が絶対ではありませんが、「今よりは少し高くなる」方向を見込んでおくと、資金計画を立てやすくなります。

 

 

なぜ金利は上がる方向に進んでいるのか

ポイントは「日銀の金融政策」と「物価・賃金の動き」です。

日銀は、長く続いた超低金利・マイナス金利から、少しずつ通常の金利水準に戻そうとしています。​物価が上がり、賃金も少しずつ上がっているため、「金利もある程度は上がっていく方が自然」という考え方が背景にあります。

 

・変動金利…短期的な金利(短期金利)の影響を強く受ける

・固定金利…10年国債など長期金利の動きと一緒に動く

 

今は、短期・長期ともに「じわじわ上がる」方向が想定されているため、住宅ローン金利もそれに合わせて上がっていく、という構図です。

 

 

金利が上がると、返済はどれくらい変わる?

数字で言われると難しく感じますが、「金利が1%変わると、返済総額はけっこう大きく変わる」と覚えておくと分かりやすいです。

 

【例】3000万円を35年返済(ボーナス返済なし)で借りる場合

・金利1.0%…毎月約8.4万円台・総返済約3556万円

・金利2.0%…毎月約9.9万円台・総返済約4173万円

 

同じ3000万円でも、金利が1%上がると、支払う総額は600万円近く変わります。つまり「金利が少々上がるくらい大丈夫だろう」と思っていても、長い目で見ると、家計への影響は決して小さくありません。

 

 

変動と固定、2026年はどちらを選ぶ?

金利が上がりやすい方向のとき、「変動金利で攻めるのか」「固定金利で安心を取るのか」は、多くの方が悩むポイントです。
おおまかな考え方は次の通りです。

 

【変動金利が向いているケース】

・繰上返済の予定があり、早めに残高を減らせそう

・共働きで家計にある程度の余裕がある

・「もし金利が上がったら、その時に固定に切り替える」という柔軟さを持てる

 

【固定金利(または10年固定など)が向いているケース】

・教育費など先のお金のイベントが読みにくく、毎月の返済額をできるだけ一定にしたい

・「返済額が増えるかもしれない」という不安をできるだけ減らしたい

・住宅ローンをあまり頻繁に見直さず、安心して暮らしたい

 

2026年の住宅ローン金利についての見通しは「少しずつ上る流れが続きそう」というのが今のところの大まかなイメージです。
ただ、急激に跳ね上がるというより、「ここ数年の超低金利から、少しずつ普通の金利に戻っていく途中段階」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

そのため、「変動金利はそれでもまだ低めだが、上がる可能性もそこそこある」、「固定金利はすでに上がってきているが、安心感と引き換え」というバランスになりそうです。

 

2026年に家づくりを検討している方にお伝えしたいのは、「金利だけで決めないが、金利の方向性は早めに知っておくと得」ということです。

家づくりを考えている場合2026年以降も金利は少しずつ上がりそうなので、「本体価格+金利」をトータルで考え、どのタイミングがいいか早めにシミュレーションしてみましょう。

 

また、「みらいエコ住宅2026事業」などの補助金も組み合わせると「建物の性能アップ」と「実質負担の軽減」を同時に狙えますのでおすすめです。

 

同じ金利でも、「借入額」「返済期間」「ボーナス返済の有無」によって

負担感は大きく変わります。土地探しや間取りのご相談とあわせて

「金利が上がった場合のシミュレーション」もお手伝いできますので

気になることがあれば、アイフルホーム鳥取店までご相談ください^^

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