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2026.02.03

「冬の省エネ総点検の日」に見直そう、家庭の省エネ術 〜今月の何の日?〜

  • 家づくりノウハウ
「冬の省エネ総点検の日」に見直そう、家庭の省エネ術 〜今月の何の日?〜

こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。

 

最近、家づくりを計画されるなかで必ずと言っていいほど

耳にするのが「ZEH(ゼッチ)」という言葉です。

 

漠然と「光熱費が安くなる」「環境にいい」といったイメージはあっても

実はZEHにはいくつかの「種類」があり、それぞれ基準が異なることは

あまり知られていません。

 

さらに、ここ鳥取県には、雪国特有の気候に合わせた

独自の高性能住宅基準「NE-ST(ネスト)」というものもあります。

 

今回は、2026年最新の補助金情報も交えながら

ZEHの種類と内容、そして鳥取で建てるなら知っておきたい

地域特有のポイントを詳しく解説します。

 

 

そもそもZEH(ゼッチ)とは?

ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称です。 簡単に言うと、「断熱・省エネ」で使うエネルギーを減らし、「太陽光発電」などでエネルギーを創ることで、1年間に消費するエネルギーの収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指します。

 

家を建てる際のZEH基準には、大きく分けて3つの要素が必要です。

 

断熱(外皮性能)

窓や壁の断熱性能を高め、夏涼しく冬暖かい家にする。

 

省エネ(エネルギー消費削減)

高効率なエアコンやLED照明、給湯器を使い、消費電力を20%以上削減する。

 

創エネ(エネルギーを創る)

太陽光発電システムなどを導入し、エネルギーを自給自足する。

 

 

ZEHの「5つの種類」とその内容

ZEHは、立地条件や性能の高さによって以下の5つの種類に分類されます。

 

① ZEH

断熱: 断熱等級5以上(UA0.6以下など地域による)

省エネ: 一次エネルギー消費量を20%以上削減

創エネ: 太陽光発電を含めて100%以上のエネルギーを削減

 

② ZEH+(ゼッチ・プラス)

ZEHよりもさらに高い性能を求めた上位基準

省エネ: 25%30%以上の削減が必要。

追加要件として、断熱等級6への引き上げや、HEMS(電力の見える化)、電気自動車(EV)充電設備の設置など、より高度な省エネ性能が求められます。

 

③ Nearly ZEH(ニアリー・ゼッチ)

「ほぼZEH」という意味主に日射量が少ない地域や多雪地域を対象

内容:太陽光発電による創エネを含めた削減率が「75%以上100%未満」でOK

鳥取県の一部のような雪の多い地域では、パネルに雪が積もり、発電量が

落ちることを想定したこの基準が適用されることがあります。

 

④ Nearly ZEH+(ニアリー・ゼッチ・プラス)

Nearly ZEHの上位基準。

省エネ性能をさらに高めつつ、創エネの基準は75%以上で緩和されています。

 

⑤ ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンテッド)

都市部の狭小地や多雪地域(垂直積雪量100cm以上)で、太陽光パネルを載せることが物理的に難しい場合に適用されます。

創エネ(太陽光)がなくても、断熱と省エネだけで20%以上の削減を達成していればZEHとして認められます。

 

 

鳥取県独自の基準「NE-ST(ネスト)」とは?

 

鳥取県で家を建てるなら、ZEH以上に注目したいのが「とっとり健康省エネ住宅性能基準(通称:NE-ST)」。

鳥取県は冬の寒さが厳しく、結露によるカビやヒートショックのリスクが高い地域です。そこで県は、国のZEH基準よりもさらに厳しい、独自の「断熱・気密」基準を3段階に分けて設けました。

 

T-G1(国のZEH基準を上回る、鳥取の標準的な高性能)

0.48以下(UA)  1.0以下(C)

 

T-G2(暖房1台で家中暖かく、冬でも薄着で過ごせるレベル)

0.34以下(UA)  1.0以下(C)

 

T-G3(世界最高水準の断熱性能。光熱費を極限まで抑える)

0.23以下(UA)  1.0以下(C)

 

 

鳥取特有の「多雪地域」への配慮

鳥取県の山間部などは「多雪地域」に指定されています。ZEHを検討する際、雪の重みに耐える屋根の設計や、雪の影響による太陽光発電の効率低下を考慮しなければなりません。

そのため、鳥取ではあえて「Nearly ZEH」や、断熱特化型の「NE-ST基準」を優先するケースも非常に多いのが特徴です。

 

 

2026年の補助金は、ZEHから「GX」へ

2026年度からは、従来のZEH補助金に加え、さらに高性能な「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」への注目が高まっています。

 

GX志向型住宅

断熱等級6以上かつ高い省エネ性能を持つ住宅で、最大110万円(鳥取地域の場合)の補助が出る事業です。(みらいエコ住宅2026事業)

 

子育て・若者夫婦世帯

引き続き「みらいエコ住宅事業」などで、ZEH水準に対して35万〜95万円程度の補助が用意されています。(古家の除却を行う場合含む)

 

鳥取県独自の「NE-ST」補助金と国の補助金は、条件によって併用できる場合もあります。ただし、年度ごとの予算や条件によるため事前確認は必須です。

 

ZEH住宅を建てるメリット・デメリット

【メリット】

電気代が高騰する昨今、電力を自給自足できる強みは絶大! さらに、高断熱のため、廊下などの寒さや夏場の寝苦しさを解消してくれるなど、年中快適な室内環境が保てます。

また、2025年以降は省エネ基準の適合が義務化されているため、ZEH基準を満たさない家は将来的に「型落ち」となってしまいます。

 

【デメリット】

高性能な設備や太陽光パネル、断熱材の使用により、建築費は一般住宅より高くなる傾向に。また、太陽光パネルを効率よく載せるために屋根の形状が限定されたり、大開口の窓を作りにくかったりする場合があります。

 

 

鳥取県で後悔しない家づくりをするなら、単に「ZEHにする」だけでなく

ご自身の住むエリアの積雪量や日当たりを考慮することも大切です。

 

日当たりの良い平地なら、しっかり発電して「ZEH」。

雪の多いエリアなら、無理に発電量を追わず「Nearly ZEH」や

NE-STT-G2以上)」で断熱を極める…など

地域に根ざした選択をすることが、賢く快適な住まいへの近道です。

 

アイフルホーム鳥取店では、鳥取の厳しい冬を知り尽くしたプロとして

お客さま一人ひとりに最適なプランをご提案しています。

「うちの場合はどの補助金が使えるの?」「NE-STZEH、どっちがお得?」など

どんな些細な疑問でもお気軽にご相談ください^^