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2024-08-14
掃除がしやすいお家づくり②【内壁仕上げ材について】
こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。
長く快適に暮らせるお家を保つためには
日々のお手入れが大切になります。
特に「掃除」は、頻繁に行う家事のひとつなので
家づくりの際には、それぞれの設置場所の用途に適しており
「汚れにくい・掃除がしやすい」素材を選びたいところです。
そこで、素材ごとに適した設置場所とお手入れ方法を紹介!
第2回は「内壁仕上げ材」についてです^^
□内装仕上げ材って何?
ここでお話しする「内装仕上げ材」はお部屋の表面に見える部分で、その下に隠れている部分を「下地材」と呼びます。
掃除やお手入れを直接するのは「内装仕上げ材」になるため、今回は「内装仕上げ材」を掘り下げて解説します。
□用途別に見る、内壁仕上げ材とお手入れ法
【ビニールクロス】
◯概要・適した場所
ポリ塩化ビニールを主原料にした壁紙で、汚れに強く施工もしやすいため、昨今の家づくりで最も一般的な壁・天井の仕上げ材だと言えます。リーズナブルな価格帯の商品が多く揃っており、色やデザインの種類が豊富なのも特徴です。
◯お手入れ法
水に強いことから、水拭きでのお手入れが可能です。
汚れがついてしまった場合も、すぐにノンアルコールタイプのウエットティッシュや固く絞った雑巾で拭き取れば落とせることがほとんどです。
水だけで落ちにくい場合は、台所用中性洗剤を水で薄めたものを使って雑巾などで拭き取りましょう。
【紙クロス】
◯概要・適した場所
紙クロスは、ビニールクロスにない自然素材の持つ柔らかさ、通気性、安全性の点からも近年注目されています。
◯お手入れ法
水に弱いという性質があります。ほとんどの場合、樹脂コーティングや撥水加工が施されていたりますが、ビニールクロスほど厚みがないため、水拭きでの掃除は難しいです。
水分がついたら、すぐに乾いた布やティッシュペーパーで、軽くポンポンと叩くように汚れを吸い取りましょう。
普段から汚れが付かないよう、こまめにはたきでホコリを払っておくなどを心がける必要があります。
【珪藻土(けいそうど)】
◯概要・適した場所
主成分はガラスと同じケイ酸質で、表面に無数の超微細な孔があります。調湿性・断熱性が高く、室内の空気清浄にも優れています。
左官仕上げの塗り壁なので、表面にさまざまな模様を描くこともできます。
湿気の多い場所が適しているため、キッチンや洗面・脱衣所、トイレなどの水回りはもちろん、湿度が上がりやすい地下室や窓のない部屋、クローゼットなどの壁材への採用がおすすめです。
◯お手入れ法
ホコリはやわらかい毛のホウキやハタキで落としましょう。力を入れてこすると表面に傷が付いたり、削れたりしてしまいます。
また、珪藻土は水分を吸収しやすいため、水拭きはNG! 表面の汚れと共に水分を吸い込んでしまいシミの原因になります。
【漆喰(しっくい)】
◯概要・適した場所
消石灰に糊、砂、繊維状のものなどを水でよく練り合わせたものを使った塗り壁。珪藻土と同様に、ビニールクロスなどと比べて調湿性が高いほか、空気清浄作用もあります。防火性にも優れているため、かつてはお城や蔵の壁に用いられていました。
リビング、寝室など面積のある部屋の壁や天井など、広い面積に採用することで風合いが一層増します。
湿気がこもりやすいトイレや洗面所に使うこともできますが、しっかりと水拭き掃除ができないため慎重に決めましょう。
◯お手入れ法
すり汚れや手あかなどの軽い汚れは、消しゴムやメラミンスポンジなどで力をあまり入れずこすり落としましょう。
飲み物などのシミや油性マジックなどの汚れについては、漆喰に色素が染み込んでいるため、サンドペーパー(紙やすり)でのメンテナンスが適しています。サンドペーパーは漆喰の質感に合わせて目の細かいもの(150〜300番)がおすすめです。
【合板】
◯概要・適した場所
薄く切った木材を乾燥させて接着させた木質建材の総称です。薄く切った単板は「ベニヤ」と呼ばれています。これまでは内装の下地として使われてきましたが、近年は木の種類によって変わる風合いを生かした仕上げ材としても注目されています。
木目を全面に出しアクセントクロスのような使い方をしたり、天井を合板仕上げにするなど、個性的な印象に仕上がります。
耐水性のある接着剤を使用した商品もありますが、基本的に耐水性は高くないため、湿気の高いところ、水が直接かかるような場所には向きません。
◯お手入れ法
前述の通り水に強くないので、乾いた柔らかい布で拭くか、化学雑巾で汚れを落としましょう。汚れが目立つ場合は、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯を布に含ませ、固く絞って拭くようにしてください。
【無垢材】
◯概要・適した場所
木の優しい風合いや経年変化、素材の香りなどが楽しめます。
天然の木そのものを素材に加工したものを「無垢材」と呼び、木を貼り合わせて成型した木材は「集成材」と呼ばれます。
床に使う印象が強いと思いますが、水がかからない空間のアクセントウォールやルーバー、腰板などに使うと、よりナチュラルなテイストに仕上がります。
◯お手入れ法
普段のお手入れは固く絞った雑巾で水拭き、半年~1年に1度は専用クリーナーを使用して汚れを落とすときれいな状態が保てます。無垢材に使われている木の種類に適したワックスは、汚れを落としてからまんべんなく拭き上げましょう。
【タイル】
◯概要・適した場所
ガラスや陶器、磁器など多彩な素材でつくられているため、使う場所や用途に合わせてふさわしい素材を選べるのが大きな特徴です。素材や柄を組み合わせたモザイクタイルは、施工性の高いシートタイプが人気です。
水に強いため、キッチンや洗面、トイレなどに採用する場合が多いですが、玄関ホールや廊下などにアクセント的に取り入れる方もいらっしゃいます。
◯お手入れ法
タイル表面の汚れは、スポンジ、タワシ、ブラシ等を使って水洗いができます。洗剤を使う場合は中性洗剤を用いて、速やかにきれいな水ですすぎましょう。
目地部分は使い古した歯ブラシなどを使うと便利です。
お家の中でも占める面積が大きい壁面は、
どんな素材や色味を選ぶかで空間の印象が大きく変わります。
また、お客さまの目に触れる場所・家族だけが使う場所で
テイストを大きく変える方もいらっしゃいますので、
まずは自由な視点で考えてみてください。
そして、性能やお手入れの面をひとつひとつ照らし合わせて
一緒にぴったりのものを選びましょう^^