こんにちは。アイフルホーム鳥取店です。
近年、お客さまと家づくりのお打ち合わせをしていると
「UA値(ユーエーチ)って何?」
「C値(シーチ)はどれくらいが基準?」
といった質問をよくいただきます。
これらは、住宅の「断熱性能」と「気密性能」を表す数値で
家の快適さや光熱費に直結する重要な指標です。
昨今はこの数値を大きく打ち出す住宅も多くなっているため
目にする機会が増えたのが理由かな?と思っています。
そこで今回は、2025年4月から新築住宅への適合が義務化された
省エネ基準も踏まえ、UA値・C値の意味や目安に加えて
鳥取県の基準値をわかりやすく解説します。
UA値とは?「断熱性能」を表す数値

UA値(外皮平均熱貫流率)の意味
UA値は外皮平均熱貫流率の数値で、建物の外皮(屋根・外壁・床・窓・玄関ドアなど)1㎡あたりから、平均で何Wの熱が逃げるかを表した数値です。
この数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを意味します。
たとえば、UA値0.87の家とUA値0.46の家では、年間の光熱費が大きく変わってきます。
断熱等級とUA値の基準
2025年4月からの省エネ基準義務化に伴い、新築住宅は断熱等級4(UA値0.87以下)への適合が義務付けられています。さらに上位の断熱等級を目指す場合、以下のUA値が目安になります。

鳥取県の地域区分と基準値
鳥取県の省エネ基準における地域区分は、気候条件の違いにより4地域・5地域・6地域に分かれています。
4地域(山間部などの寒冷地)
若桜町、日南町、日野町
5地域(内陸部・やや寒冷な地域)
倉吉市、智頭町、八頭町、三朝町、南部町、江府町
6地域(海側・平野部の温暖な地域)
鳥取市、米子市、境港市、岩美町、八頭郡の一部、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、日吉津村、大山町、伯耆町など
そのため、地域区分別のUA値基準値は以下のとおりになります。お家を建てる予定の地域を確認した上で、目標とする断熱等級を決めましょう。

C値とは?「気密性能」を表す数値

C値(相当隙間面積)の意味
C値(相当隙間面積)は、家全体の隙間の合計面積(㎠)を延べ床面積(㎡)で割った数値です。数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。C値1.0なら、床1㎡あたり1平方センチの隙間がある計算です。
しかし、すべての隙間をひとつずつ手作業で測るのは難しいため、計測は専用の気密測定器を使い、室内外の気圧差と風量を測定して行います。
▼アイフルホーム鳥取店での気密測定の様子

https://yell-net.co.jp/blog/blog-13028/
https://yell-net.co.jp/blog/blog-12777/
C値の目安と基準
C値には、現在の省エネ基準のような明確な義務基準はありません。2009年までは「北海道・東北3県は2.0以下、その他は5.0以下」という規定がありましたが、現在は削除されています。ただし、業界団体「HEAT20」では、断熱のレベルにかかわらず目指すべき気密性能として「C値0.7±0.2㎠/㎡」を目安としています。
2026年現在の一般的な目安は以下のとおりです。

なぜC値が重要なのか?
C値が悪い(隙間が多い)と、以下のような問題が起こります。
隙間風による寒さ:断熱性能が高くても、隙間から冷気が入り込めば快適さは保てません
結露・カビの発生:隙間から湿気が侵入し、壁内部で結露が発生するリスクが増大
換気不良:計画換気が機能せず、室内の空気環境が悪化
冷暖房効率の低下:せっかく温めた(冷やした)空気が逃げ、光熱費が増加
UA値とC値、どちらを重視すべき?
UA値は設計計算で出す断熱の値、C値は実測でしか正確に出せない気密の値です。つまり、UA値は「設計通りの性能が出ているか」を示す指標ですが、C値は「実際に施工がどれだけ丁寧に行われたか」を反映する指標です。
そのため、断熱性能(UA値)と気密性能(C値)はセットで確認するのが基本です。UA値がいくら良くても、C値が悪いと断熱の効果が大幅に落ちてしまうからです。
両方の数値を公表や報告しているか確認
家づくりを検討する際は、以下の点を確認しましょう。
UA値の公表:設計段階でどの程度の断熱性能を目指しているか
(第三者機関の証明があれば理想)
C値の実測値:完成時に気密測定を実施し、数値を公表しているか
C値は、断熱材の施工精度やサッシ周りの気密テープ処理、熱橋対策など、施工会社の技術力が直接反映されます。
鳥取県での家づくりのポイント

鳥取県は平野部が6地域、山間部が4〜5地域に分類されます。
地域区分5・6での断熱等級4(義務化基準)のUA値は0.87以下ですが、より快適で省エネ性の高い住宅を目指すなら、以下の数値が目安になります。
UA値0.60以下:ZEH基準相当、冷暖房費を大幅削減
UA値0.46以下:HEAT20 G2、冬場でも室温が18℃以上をキープしやすい
C値1.0以下:高気密住宅の目安、隙間風をほぼ感じない
C値0.5以下:超高気密、計画換気がほぼ100%機能
特に寒冷地では、気密性能が低いと隙間風による寒さや結露リスクが高まるため、C値0.7以下(理想は0.5以下)を目指すことをおすすめしています。
そして家づくりを検討する際、数値を公表し、根拠資料を提示できる施工会社は、住宅性能に自信がある証拠なので依頼先として有力候補になるはずです。
高性能住宅は、光熱費削減と健康リスク低減に直結!
断熱性能が高い家は、以下のようなメリットがあります。
・冷暖房効率が良く、年間のエネルギー消費量を大幅に削減するため光熱費の節約に
・気密性が高いため、壁内部での結露発生リスクを低減・カビを抑制
・室内温度が均一に保たれ、ヒートショックなどのリスクを軽減
・省エネ性能の高い住宅は、将来的な資産価値も高く維持します
アイフルホーム鳥取店では、高気密高断熱住宅の設計・施工を得意としています。
高気密高断熱について、より詳しく解説した記事と動画を公開中です。
▼【高気密・高断熱とは?】前編:気密って何?
https://yell-net.co.jp/blog/blog-12678/
▼【高気密・高断熱とは?】後編:断熱って何?
https://yell-net.co.jp/blog/blog-13008/
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